異変

私が父のことで思い悩んでいる間にも、特発性血小板減少性紫斑病の治療は続けられていた。

秋頃、私に「入院」の話が出た時は「父を放って自分だけ入院する訳にはいかない」…と、本気で思ったりした。
常識のある看護師の方達には「先ず、お嬢さんが健康でなければ、お父様が安心するはずがありませんよ。ご自分の身体を第一に考えて下さいね」と仰って頂いて、我に返った。

父がモルディブで倒れた2009年12月から。
いつもいつも、父のことが心のどこかに住み付いて…私の思考もどこか極端になっていたのだと思う。

私は「特発性血小板減少性紫斑病」という難病を抱えているというのに…。
秋頃、また輸血が必要なほどに血小板の数値が悪くなったというのに…。

それでも、父の体調のことを一番に気にかけていた。


けれど!
とうとう、自分の「身体」に注目するべき時が来た

5日に行った神経内科。主治医は私の顔を見ようとしない。
「うーん、うーん」と腕組みをなさる。

「取り敢えず、今日は、採血して帰って。それだけ太っちゃうってことは、何か原因があるのかなぁ…」

え?だって、ステロイド服薬中は太ると、先生たちは仰ったじゃない。

…そのレベルを遥かに超えていたらしい。

そして12日の「腫瘍・血液内科」。

主治医は、お会いするなり言った。

「何か、体格的に変化はありませんか?」

私は、あまりにも遠慮深く丁寧なその物言いに、ちょっと可笑しくなったけれど、質問の意味をよく理解していなかったので、聞き直した。

答えは、やはり「何か、体格的に変化はありませんか?」だった。

………。これって、もっと簡単に言えば「太りましたか?」ということよね?


その後、主治医は真剣な顔で続けた。

「この3月から野上さんを診ていますが、こんなに一気に風貌が変わったのは初めてなんですよ。ステロイドが原因であることは間違いないんだけれど…。これまでにお会いしたことのない野上さんですね…」

先週の神経内科の件もあったので、「ああ、鈍感だったのは私だけだったんだ」ということを思い知らされた

確かに今、身体が重い。家の中の歩行さえ困難なのだ。
今度はね。自分自身のメンテナンスをしっかりやらなくては。

今、自分がこれまで生きてきた中で…想像も出来ない、有り得ない「体重」になった。

主治医からは「甘い物は一切禁止です」と念を押された。

はー…。



ケーキ


photo by:Motoko Alexander(photost.jp)




人生は試練。

こんな時に限って、Christmas と、お正月が来るのね…。


本気で本気で、頑張ろう。
自分の身体も愛してあげなくてはね。




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2011/12/13 03:16 | 特発性血小板減少性紫斑病COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

アンナ様

アンナさん、こんにちは!

私、お友達に言ったことがあります。
最近、お母様が、ちょっと元気がないようで心配だと言うのです。(お友達のお母様は82歳で一人暮らし)
今はまだ、しっかりしていらっしゃるようで、それならせめて電話くらい毎日かけられるでしょう?って。簡単なコミュニケーションでも、それが大切なことだと思うよって。

それ以来、彼女は毎日、お母様に電話しているんですってv-238

離れて暮らしている以上、出来ること、出来ないこと、色々ありますよね。でも、まだお元気なんですもの。「今の内に」!是非!アンナさんの声とメッセージをご両親に届けてあげて下さいねv-238

No:4449 2011/12/15 13:50 | Natsu #- URL編集 ]

奈津さんを見習って、父のこと、母のことも
真剣に考えるようになりました。
ポーランドは遠いし、私の体ではもう
逢いに行けないのですが、定期的に声を
聞かせることができるし、メールも書けます。
せめてこのくらいしなきゃと思っています。
何か決めて、続けてするのが難しいだけど、
達成感があると続けたくなります。
体をお大事に!

No:4447 2011/12/14 22:24 | アンナ #gg2deisU URL [ 編集 ]

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