期限

今日、父を見舞った病院で、たまたま師長さんに声をかけられる。
私からもお話をしたかったので、素晴らしいタイミングだった。

私が師長に伝えたかったこと。それは…。

「ただ、死を待つ今の状態ではなくて、もう少し積極的な治療が出来ませんか?」

そして、師長が私に伝えたかったこと。それは…。

「お父様は、もって後、一週間だと思います」



受け止めなければならない現実。生きるものの宿命。「死」は必ず訪れる。
けれど、待って。父を連れていくのは…待って。

これまで強くそう思ってきたけれど、ここ数日の父を見ていると、肺炎の症状が余りにも辛そうで…そう願うことも残酷な気さえしてきた。

ベッドの横で、手を握るしか出来ることがない。
何かお喋りをしたいのだけど、何を話したら良いのか…涙声になってしまって何も思い浮かばないのだ。

「死」の前に、人間は本当に無力なのだと愕然とする。
抗えない事実。

これから先。「その日」を待つような時間が続く。限られた時間をどう使うか。

初めて経験する試練。
母の時は、突然だったから。

こんな風に、ゆっくりと、ゆっくりと…時間をかけてお別れの時を迎えるケースは初めてのことだから…。
心、落ち着かぬ、現実を受け入れられぬ…けれど、どこか冷静な自分がいる。

しばらく、こんな自分と対峙せざるを得ない日が続く。





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2011/11/01 03:40 | 父のことTRACKBACK(0)  TOP

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