「誰がために鐘は鳴る」 - In TAKARAZUKA -

お正月の3日。お友達に誘われて、今年、初めての宝塚 観劇へ。

宙組、新春公演は「誰がために鐘は鳴る」(原作/アーネスト・ヘミングウェイ)

この作品、確か…鳳蘭と遥くらら主演で観たことがある。タイトルを聞いて、瞬時に記憶が甦る。
プログラムによれば、1978年8月のことだそう。私が中学生の時の話。

明るく愉快なストーリーでは無かった記憶があったので、積極的に観たい!とは思わなかったのだけれど、せっかくのお誘いだもの。
そして、何より魅惑的なのは…その座席だった。

最前列、センター席

本物の芝居好きは、最前列は好まない。舞台全体を見渡すことの出来る、一階中央辺りか、二階の最前列を希望するもの。けれど、宝塚だけは違うのよ。

最前列のセンターは…

この席は、夢の世界への一番の近道。スターさんに一番近い席だから。
衣装のスパンコールに反射した光が溢れてこぼれ落ちてくる。

幕があがる。同時に煙るドライアイス。客席に、どうらんと香水の混ざった、独特の香りが降りてくる。


これはスペインのお話なのだけど、私は幕が上がる直前まで…何故だか「ロシア」のお話だと信じていた。
この記憶の刷り込みのいい加減さ

台本が柴田侑宏先生というだけあって、台詞が耳に馴染んで心地よい。一本物というと飽きるかなと思っていたけれど、それは杞憂だった。
頭にすんなりと入ってくる台詞と、トップスター 大空祐飛の大きく包み込むような演技力で、観客を引っ張っていく。
この公演が、トップお披露目から三作品目だというのに、備わった風格は大したものだと感心する。

同時に、つくづく「宝塚」というところは、観客が育てていくものなのだと実感した。
二番手の時の大空祐飛からは、「国際義勇軍」の兵士をここまでロマンティックに演じることが出来るとは想像出来なかったから。

ただ、若手が皆「平均値」であったことを残念に思う。
もっともっと、個性的であれば良いのに。全てが上手ではなくて良いのだから。花組 トップ時代の真矢みきがそうであったように。

三時間は、夢のように過ぎる。

お正月と宝塚

華やかな、一年の始まりになった。



追記:この公演は、専科 星原美沙緒の退団公演となります。「グアダマーラ山中でゲリラの一隊を率いているリーダー」として、話を盛り上げる。一本物なので、そのままフィナーレへ。
最後は、大階段を降りて皆様にご挨拶。 やっぱり、宝塚はこうでなくちゃ…ね




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2011/01/05 02:00 | 映画・舞台のことCOMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

rico様

懐かしいでしょう~。「誰がために鐘は鳴る」v-339

> ♪きみはこうさぎ~かわいい~うさぎ~♪

うわあああ。歌えるの~?信じられない!私は「ウサギ年だからウサギさんv-530」?なんて、およそ文学的ではないことを考えてしまったわ(笑)

「ほっしゃん階段落ち事件」…もう~。お正月早々、手に汗握ったわv-356 観劇歴長いけれど、初めて!階段コケル瞬間を目にしたの!思わずNちゃんの腕を掴んじゃった(笑)

ご無事で何よりでございました。だって、「定年公演」ですもの。ricoさんも、機会があったら行ってねv-441

No:3645 2011/01/11 01:34 | Natsu #- URL [ 編集 ]

懐かしい作品だねー。
♪きみはこうさぎ~かわいい~うさぎ~♪
ああ、歌えてしまう。
最前列センターだなんて、ウラヤマシー!
Twitterに書いていた”ほっしゃん階段落ち事件”何があったの?
今度くわしく聞かせてねー。

No:3640 2011/01/08 13:48 | rico #- URL [ 編集 ]

あすか様

いやいや、まさか~!宝塚遠征の際には、必ず、あすかちゃんに声をかけるわv-441 だって、そういう約束だもの。

宝塚観劇の前夜は眠れないほどv-352 幼い頃の刷り込みは、消えることなく…客席に着くと「血湧き肉躍る」のよ(笑)

本当は、今年にもご一緒したかったんだけれど。
ちょっと2月に長期(中期かなぁ?)の用事があるので、どうなるか…。
でも、近い未来に絶対にご一緒しようね~v-238
久し振りの宝塚村!楽しみにしているね。

No:3637 2011/01/07 22:22 | Natsu #- URL [ 編集 ]

宝塚まで遠征されたのでしょうか?!
最前列で見る舞台は、圧倒されるでしょうね。
ただでさえ、あのきらびやかな衣装。
私はまだ観たことのない宝塚、いつかぜひご一緒しましょうね~v-238

No:3635 2011/01/06 23:52 | あすか #rP1M5w.Q URL [ 編集 ]

chirahora様

早速お訪ね頂いて、恐縮しております。

そうですね!舞台…そこは、正に非日常の世界です。
あの舞台には、「魅惑の世界」が生きている…。そう思うと生きる力になりますね。

又、「良い舞台」に巡り合うことが出来た時は、最高の幸せを感じます♪
そんな時、舞台もご縁だと思うのですv-238
P.S.chirahoraさんの次回の劇評も、楽しみにしています。

No:3633 2011/01/06 06:18 | Natsu #- URL [ 編集 ]

スタートは明るく

また一年、いろいろな出来事があると思いますが、
もし落ち込むようなことがあったときに「また明日から頑張れる!」と気持ちを切り替えることができるのが
舞台の良さだと思います。

No:3631 2011/01/05 16:07 | chirahora #- URL編集 ]

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