2009年12月5日の旅ノートより in MALDIVES

今から丁度一年前の今頃、私たち親子は成田空港に居た。満面の笑顔の夫に見送られながら。

旅の計画を立てている時。

「これがお父さんとの最後の贅沢旅行だね。思いっ切り楽しもうね  そうだ。ねーねー。正樹くんも一緒に行こうよー。その方が絶対に楽しいよー 」

そう私が言うと、父は小声で夫に耳打ちをした。
「なぁ。頼むよ。正樹くん。一緒に来てくれよ…」

何と失礼な父!父だけでは、足の悪い娘の面倒は見切れないのだ。

けれど、夫も笑顔で返している。

「いやいや、お父さん。せっかくの父娘水いらずの旅行なんですから、二人で楽しんで来て下さい

何と理解のある夫。
だけれど、もしかしたら「動物的勘」が異常に働く男なんじゃないかしら。決して沈む船には乗らないという…。
今となっては、そうだとしか思えない。

この日は、成田まで車で私たち父娘を送ってくれる。二人で本当に楽しそうに笑ってる。満面の笑顔。父と私ではこうはいかない。
父は正樹くんが大好きだったものね。


空港1



この後、夫とは10日ほどのお別れに…なるはずだった。ご機嫌のまま夫と別れ、父と私は税関へ。そして、モルディブへの旅に出た。12月1日から10日までの予定の旅。

出発までの時間は、飛行機を眺めながら…ゆっくりと過ごす。


空港2



モルディブの首都、マーレに到着したのは深夜。ホテルに一泊。


マーレのホテル



翌日の朝、水上飛行機で(エアタクシー)目指す「カヌフラ」へ。エアタクシー、待合室。


待ち合い室



狭い機内。指定席ではないので、思い思いの席に座っていく。


機内



だけれど、下の眺めは最高よ


島



そうして、ようやく憧れのリゾート「カヌフラ」の地を踏んだ。父と私の最後の贅沢旅行。
まさかこれが、本当に「最後」になるとは…この時は思いもしなかったけれど。

一年かかって…ようやくモルディブの写真を冷静に見られるようになった。
せっかくだもの。封印するのは止めることにした。きちんと「思い出」として残しておこう。

引き出しの整理をしていたら、偶然見つけた「旅日記」。少しの間、お付き合い下さいませね。

旅は、この水上コテージの部屋から始まる。



部屋




ベッド1




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2009.12.5 Saturday (in MALDIVES 二日目の夜)

真っ赤な月。海面に延びる赤い筋。

ベッドに入って 石田衣良の「ラストライド」を読む。強烈過ぎる。恐くて眠れない。


赤い月



赤い筋



流れ星を見て思う。(願う…かな)

「お父さんが健康で長生き出来ますように」


神秘



満天の星空。生命の不思議。




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2010/12/05 01:20 | 父子モルディブ旅行COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

拍手コメント C様

いつも有難うございます。
本当ですね。よく「時間が解決するよ」と言いますけれど、渦中にいる時にはそうは思えません。
目の前で起きたことに必死ですですものね。

Cさんは、どれくらいの時間が経ったのでしょうか。

この「日記」は、本当に偶然見つけました。ノートの走り書きなんです(笑)
ちょっと前までは、写真を見ることも辛くて出来ませんでしたけれど、やっと一歩乗り越えたなぁと思いつつ、一年前の出来事を思い出しています。


No:3539 2010/12/06 05:58 | Natsu #- URL編集 ]

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