うつろい

朝、体温で暖まったベッドから出るのに、ちょっぴり勇気がいる。
夜、リビングのドアを開けると、足元から冷たい空気が流れ込んでくる。

自分のこと、父のことで慌しく時間を過ごしている内に…季節は秋から冬へと向かっていた。

私もそう。うつろい…。
「ハートをつなごう」というTVの箱の中から出て、今度は生のお客様と対峙する。

24日の「まきまきおねこ」…「向田邦子を知る」のご案内には「神楽坂のすてきなカフェで、晩秋を一緒に過ごしませんか?」とある。
この季節、晩秋とも初冬とも呼べる、私が一年で一番好きな季節なのだ。


落ち葉


感情が落ち着き、無理をせずに過ごせる。
夏は嫌いだ。何だか無理をしてハシャイでいなくてはいけない気がするから。夏は疲弊する。
歩くのに杖を使い、転ばないように一歩一歩、気を抜かずに歩を進めることは大変な体力を使うのだ。筋ジストロフィーの患者にとっては。今の私には。大汗をかいてしまう。

だから、こんな寒いくらいの季節が丁度良い。10月生まれということもあるのだろうか。
うつろいゆく季節に心もうつろう。
秋から冬へ。父のことが頭をよぎる。一番の難題だ。落ち着いて、じっくり考えなければ。


ツリー


先日、11月の半ばを過ぎたばかりだというのに、もう賑やかな電飾に彩られたツリーが駅ビルの屋上を照らしていた。
クリスマス。12月の24日と25日。私はこの二日間、憂鬱な気分になる。亡くなった母に教えられた。

「クリスマスはね、ケーキやチキンを食べる日では無いの。アナタにその気があるなら教会に行ってらっしゃい」

クリスマスの教会は、静かで厳かだ。騒いでいる人は誰も居なかった。
あの経験以来、たった二日間の為に大騒ぎすることが馬鹿馬鹿しくなった。クリスチャンではない私は後ろめたい気持ちになる。考え過ぎよ…と、周りの人は笑うけれど。

あ、でも…。思い出した。生まれて育った杉並の家には、毎年サンタクロースが来ていた。お風呂場の煙突に、必ずプレゼントが置いてある。これは、幼い子供に対する両親の想いだったのだろう花束
後、一日を残して「まきまきおねこ」の本番だ。
うつろいゆくこの季節、お客様と時間を共に出来る幸せを噛み締めようはーと

明後日、いよいよ本番です。



2008/11/23 01:21 | 自分のことCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |