恩人にご挨拶

7日、父を見舞うために、家を出た。
主人とは、その途中で、今回の旅行で「一生分」のお世話になった「STW」(エス・ティー・ワールド)の根津さんにご挨拶に行こうと決めていた。

モルディブ旅行の申し込みの電話を最初に受けてくれた人。
その後、ずっと私たち父子の担当になって下さった人。

お電話でしかお話しをしたことはないけれど、仕事を要領よくこなす頭の良さ。そして、一年間モルディブに滞在していたというその経験が、私たちの「父子、生涯での最後の旅行」を「この人にお任せしよう」と思った理由だった。

この最初の出会いの偶然が、こんなにも深く…その後、関わって下さることになるとは考えてもいなかった。

この旅行の担当者が「根津さん」であったこに、神様に感謝したくなる。

主人と私を、気持ち良く迎えてくれた根津さん 絵文字名を入力してください
この人が居なければ、マーレと緊密に連絡を取り合い、父の状態を把握し、奇跡的に(途中、日本から一人でマーレまで来てくれた主人のチケットを含めて)、家族三人分のチケットを同じ便で手配をして下さるなどと言う気の効いた手配は難しかったかもしれない。

ストレッチャーで、空の旅をする父にどうしても付き添いたかった私たち夫婦は、心から感謝した。

マーレのスタッフにも、勿論「命を救って頂いた」と深く感謝している。このSTWという会社は、日本でもモルディブ(マーレ)でも、両面で私たちを支えてくれて助けてくれた。

私たちに出来る恩返しは、せめてSTWさんの宣伝をさせて頂くくらいのこと。せっかく旅行に出るなら、旅行会社選びは本当に大切なものだと痛感したのだ。

…ということを、根津さんに一気にお話しした。

せっかくなので、社名と一緒に写真を!ということに カメラ



STW三人



「STW」さんへのご恩返しは、又、モルディブをオーダーして…その際は、マーレに二泊くらいして…マーレのスタッフの人たちと再会すること。

マーチン、飛行機酔いを克服しようね!一年間かけて 飛行機


そして、父を見舞う。何だか、元気になった様子。

ホッとした。お髭が無くなって、マーレに居る時と違う人種に見えるよ。



親子
父



父

(マーレのICUでの父。イスラムカットでした)

マーレでは、救急搬送の際、脳に酸素がいかなかった時間が長かったという理由で、後遺症も心配された。
正直に言って…。私も、もう父は「普通の人間」に戻ることは無理だと思っていた。

けれどね。この、少しふっくらとした表情を見ていたら…父と以前のようなお喋りが出来る日も来るのじゃないかと思えるようになった。

その「時」が、いつかは分からないけれど。


父2



「お父さん、Natsuだよ。Natsu!」

「はぁ。それはそれは。私の娘と同名ですが…」

「だから、そのNatsuなの!」

「はぁ」


うーむ。会話を続けなければ…。


「ねね、そのNatsuさんと吉永さゆりさんは、どっちが綺麗?美人さんですか?」

「ああ、比べ物になりません」


その場に居合わせた看護師さんが明るい声で笑って下さる。救われる。

あのマーレのICUの…薄暗い蛍光灯の下で聞くモスクのお祈りは、私を精神的に追いつめた。
薄暗い、クーラーの効き過ぎた部屋で聞く「お祈り」は気持ちを不安的にさせるのだ。

けれど、もう大丈夫。だって、ここは日本なんですもの。

後は、ゆっくりゆっくり時間をかけて、身体を治そうね。



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2010/01/08 23:59 | 旅行のことCOMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

あすか様

こんばんは!
先日は、励ましのメッセージを有難うございましたe-420

昨年末に帰国出来たのは、本当に周りの方の協力と機転と思い遣りがあってこそ。あのままだったら、きっと父は命を落としていたと思います。

私もおかしくなっていたと思うし。宗教って、人間が暮らしていく中で…こうまで重要なものだとは…日本では気付きませんでした。
生活習慣も色々な場所で違い、その上、アルコールを禁止されてはね^^;

ご心配をお掛けしました。
会のこと、父のこと、倒れない程度に頑張りますねv-254

本年も宜しくお願い致します☆

No:2420 2010/01/10 01:43 | Natsu #- URL編集 ]

けめ様

成る程!「本人の興味のある話」ね!

マーレでは、最初のうちは…結構元気に見えていたの。「鰻」という言葉には、とてもイイ反応。
けれど「早く日本に帰ろうね」と言うと「ここは日本だ!」と言って、困惑していた様子。

24時間、英語で話し掛けられ…それが「せん妄状態」を招いた原因かと思うの。

日本の医療って凄いね!
そうか…「せかず、焦らず、じっくりと」が大事なのね。私、忘れかけていたかも。

けめちゃんのお義父さん、「航空気象を教える職業」だったのね。難しそうだけれど、面白そう。
父にも、「鰻」に次ぐ「キーワード」、探してみるね。有難うe-415

No:2418 2010/01/10 01:31 | Natsu #- URL編集 ]

お父様が少しずつお元気になっておられるみたいで、嬉しいです。日本に帰って来ることができたのが、やっぱり一番ですよね!
付き添うNatsuさんを含め、看護師さんたちや周りの者が明るくお父様に接するって大事ですよねv-254
でも、無理しすぎは禁物ですから、じゅうぶんNatsuさんも休養しながら支えてあげてくださいね。

No:2417 2010/01/10 00:39 | あすか #- URL [ 編集 ]

少しずつでも

当初よりも快方に向かっていると感じるなら
信じましょう!お父さんの治癒力を。

会話のやり取りが出来るなら
これからの言語療法やリハビリで期待は持てそうじゃないですか。
これこそ、せかず、焦らず、じっくりと。ね!

仙台の義父も急性期を乗り切ったあとは
一時期リハビリ室でボールを投げたりキャッチしたりするまで
回復しましたよ

義父の場合は、航空気象を教える職業だったので
天気に係わる話をするとニッコリしていたそうです。

本人の興味のある話題を提供する事はリハビリに役立つそうですよ。
気長に見守ってあげて下さいね。

No:2415 2010/01/09 21:53 | けめ #- URL [ 編集 ]

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