血族

今朝は携帯電話の「目覚まし」機能を使って目覚めた。
ホテルのベッドサイドのアラーム機能が故障していたから。

中島美嘉の「ORION」が流れる。一度目のメロディコールですっきりとベッドを出る。東京に居ると不規則な生活も、旅に出ると…歩き、喋り、動き…一日の終わりにはくたびれて果てて自然と眠くなる。

今日は、親戚回りの予定。
9:20ピッタリに従兄弟のお兄ちゃんから電話。

「今、ロビーに着いたけぇね。下に降りちょって」

この、懐かしいお兄ちゃんの「山口の方言」。

急いで下に降りる。変わらない「お兄ちゃん」。従兄弟でも随分と会わず、遠く離れて暮らしていれば「年齢」など分からなくなる。

「もう50歳過ぎた?」

ちょっと意地悪な質問をしてみる。だって、私が46歳なんだものね。

「いや、もう56じゃ」

「嘘だー!!!」


思わず叫ぶ。どう見ても40歳そこそこ。若い。風貌も体型も。昔、知っているお兄ちゃんのまま。

「Natsuさん、痩せたんじゃないかね?この前、会うた時は『似てる人がおるけど肥えちょるけぇ違う人かな』思うて、ビックリしたわ」

「失礼ね~!どうして、この前会った時に言わなかったのよ~怒

「いや、この前はあんまり肥えちょったけぇ、言われんかったそ」

………ま、まあね。

正に仰る通り汗-GL
あの時は、今より10kgも太っていたのだもの。

お兄ちゃんの車で、父の両親、叔父のお墓を回る。

今日ばかりは「雨男&雨女」返上。父と話した。今日だけは、お墓参りに免じて神様がお天気にしてくれたんだね。
青空透き通る、気持ちの良い陽射しの中でのお参り。

随分とご無沙汰をしていたので、私は長いこと、墓石の前で手を合わせた。
ああ、やらなければいけないことをズッと先延ばしにしていた後ろめたさ。の、ような気持ちがスッキリとした。

その後、父の兄弟の家にご挨拶。特に叔父の家。懐かしいなぁ。

今では立派な二階建ての家になっていたけれど…私が幼かった頃。
居間に居ても、近くの沼から食用ガエルの特徴のある鳴き声が響いてきた。風呂は家から少し離れたところにある。トタンで覆われた五右衛門風呂。お湯に浸かるのに、かなり苦労をした。釜の下に敷く木の板を踏み外した時の、耐え難い熱さ。

やっとの思いで、板の上に落ち着く。
顔を上げると、まあるいお月様が浮かんでいた。今でも鮮明に覚えている。

懐かしい顔。「血」を感じる。同じような顔が並んだから。ちょっと可笑しくて、吹き出しそうになった。

その後、父は小倉の「松本清張記念館」へ。私はホテルに戻り、明日の行程の企画を練る。
よし!明日のホテルの予約も取れたし、3日の羽田空港行きの飛行機のチケットも予約した。

「博多座」観劇以外、今回は「父の軌跡を訪ねる」旅。今日までは上手くいった。明日は船で九州に渡る。

そうそう、弟からの電話。
「本籍地に行ってみたら?」

意外に気の利いた提案だ。父の意向で、私も弟も「本籍」は北九州市だから。

明日の朝も又、携帯電話に起こしてもらわなくては ハート

 

2009/03/01 18:55 | 旅行のことCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

daria様

やーん!もう!dariaさんまで私を泣かす~e-263 でも、有難う。
父がね「やっぱり来て良かったなぁ。来る前は億劫だったけど、旅は良いなぁ」ですって!親子でやっぱり同じことを考えていた…e-440 

No:583 2009/03/02 00:00 | Natsu #- URL [ 編集 ]

Re: 血族

泣けた。なつどの。幸せね。うれしい。

No:582 2009/03/01 23:54 | daria #- URL編集 ]

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