真夏のホルター心電図

一昨日の午後。
タクシー会社に迎車の電話を掛けてから。ゆっくりと靴を履いて、玄関のドアを開けた。

その瞬間。
射すような陽射しが私に降り注ぐ。

この感覚を、私は知っている。去年の暮れに滞在していた、あのモルディブの容赦のない陽射し。痛いほどに、肌に刺さる。



空



何も、こんな日を、私の記念すべき「自立」の日に選ばなくても良かったのに…。

暑さで、息が苦しく成る程。

4日に付けた「ホルター心電図」
これは、小型の心電図計を心臓辺りにテープで張り付けるもの。24時間の計測で、不整脈があるかどうか…心臓の機能をチェックする。
前日に取り付けて、同じ時間の翌日に取り外す。


<ホルター心電図>
出典:Wikipedia ホルタ心電計は、24時間以上に亘る日常生活中の心電図を間歓あるいは連続的に記録し、それを数分から10数分という高速で再生して心電図を得る装置で、通常の安静時心電図には現れない一過性不整脈の検出、狭心症の診断、人工ぺ一スメーカの機能の判定などに利用している。また最近では心電図のほかに血圧、Sp02、呼扱波形、気管音、体位など記録できるものも開発され、臓器障害の発症の予測、睡眠時無呼扱症の検査などにも利用されるようになった。


この「ホルター心電図」自体、私は大好き
何をどうしたら、どんな動きをしたら、波形に現れるのか…にとっても興味があるから。

なので、普段はやらない家事を頑張ってみたり。
「胆石」告知の後、一滴も口にしていないアルコール  を飲んで「動悸」を経験してみたり。
「実験」のためのビールの味は、さほど美味しくなかったな。アルコールへの執着は、いつの間にか薄らいでいた。

この日。お風呂には入れない。機械を水に濡らしてはいけないので。
皆さん、夏のホルターは嫌がりますよ…と、検査技師の方が言っていらした意味を実感する。あー、身体がベッタベタ

翌日は、寝室の掃除を頑張ってみる。汗で、心電図計が外れてしまわないかどうか、心配になるほど汗だくになった。


この「ホルター心電図」。
「自立への一歩」のつもりだったのだけど、そんなに甘いものではありませんよ…と教えられる、勉強の一日になってしまった。

筋肉断裂が、完治せず
痛みを我慢しての杖歩行には、かなりの無理がある。

結局、私は「こんなにも歩くことが出来なくなっていた」事実を着き付けられただけだった。

その分、「人」にお願いする知恵が付いた。これまで「申し訳ない」というだけで、一人でどうにか頑張ってきたことの幾つかを、店員さんや、タクシーの運転手さんにお願いしてみた。

これまで、一人で意地を張ってきたことって何だったんだろう。
そう思うくらいに、皆さん、色々なサポートをして下さる


けれど。それには頭を使わなくては…いけないことも分かったよ


人に 「お願い」 することと 「依存」 は大きく違う。


一日の行動にしては、ちょっと頑張りすぎてしまったけれど。「自立」の最初の日だったから。

「自立への道は 一日にして成らず」

このことだけは、学んだ一日だった。

そうそう簡単にはいかないかもしれないな。

これからは、焦らずに…。ゆっくり無理なく「自立」出来る道を探していこう。



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2010/08/07 00:30 | 自立COMMENT(18)TRACKBACK(0)  TOP

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