切ない

いきなり、胸がしめつけられる。午前2:30

切ない。

突然、こみあげてきた感情。

切ない気持ちって悪くない…。想いの叶わなかったあの頃を思い出す。

それもそうね。こんな夜更けに、葉加瀬太郎の「冷静と情熱のあいだ」を聞いていたから。
年賀状のレイアウトがようやく終わって。

ホッとしたら、ある種類の感情に揺さぶられる。
一瞬動揺したけれど、もう大丈夫。

後3日で、2010年も終わり。

去年の今日。
やっとやっと、モルディブから日本に帰る飛行機に乗ることが出来た日。
不意の異国での滞在、一ヶ月。

本能的に思い出したのかな。

切ない夜更けも悪くない。


モルディブ1

(首都マーレのエアポート)



モルディブ2

(トランジットの機内より)



モルディブ3

(機内清掃中)





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2010/12/28 02:43 | 父子モルディブ旅行COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

2009年12月13日の旅ノートより ADK Hospital ICU

2009.12.13 Friday

首都マーレの ADK Hospital。救急搬送された日から ICU に入院することに。
この時点では、まだ重篤な「痙攣発作」というだけで何も分からない。けれど、父は喋るのもしんどそう。

私は近くの HOLIDAY INN に宿泊することになる。一日に二回。ここから病院まで、父の見舞いに通うのだ。
ツアー会社の誰かが、必ず同行してくれるとのこと。私一人では、絶対絶命のピンチ。

ツインの部屋を一人で使うのは寂しい。



部屋1



部屋2



午後、一回目のお見舞いに行く。


「お前はおとんを殺したいか?」

「このまま死ぬんだろうなぁ」


初めて。おとんの弱気。

今日は目を開けない。



ICU.jpg





  
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2010/12/13 23:18 | 父子モルディブ旅行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

2009年12月10日の旅ノートより 「運命の日」

2009.12.10 Thursday

8:30 カヌフラブレックファースト。最高のスムージー。私、歯が痛くて余り食欲なし…。

11:00 プールへ。父の行動がおかしい。

 
 
 
 
 

★‥∵:*:☆*゚★。::*☆‥∵:*:☆*゚★。::*☆‥∵:*:☆*゚★::*☆‥∵:*:☆*゚★


ここで、カヌフラでの日記は最後となっています。

この後、父は痙攣発作を起こして意識を失います。すぐに人を呼んで部屋に運んで貰ったけれど、痙攣は止まりませんでした。
島の医師の診察によれば、重篤な状態にあるとのこと。

「緊急で首都のマーレに運びましょう」との指示で、前日、父があんなにはしゃいで写真を撮っていた水上飛行機を、チャーターして乗ることになるとは思ってもいない事態なのでした。

私はプールから上がったままだったので、大慌てで水着を着替えて、お財布と化粧ポーチを持ちました。当然、その日の内に、島(カヌフラ)に帰ってこられると信じていたからです。

それが、この先、予想もつかないほどの滞在になることになるだなんて…。
私たち父子の身に起きるだなんて…。
全く予想もしていませんでした。


この日の日記は、二行です。

首都のマーレから、救急車でADL Hospital の ICU に運ばれて、そのまま一般病棟に移ることはありませんでした。
モルディブは敬けんなイスラム教信者の国です。宗教が、どれだけ人間にとって生きる血となり肉となるのか…。この滞在で、初めて身を持って知ることになりました。

日記はこれで終わりなのだと思っていました。

先日、PCの横の引き出しを片付けていて偶然に見付けた旅ノートです。
パラパラとページをめくっていましたら、今度は ICU 付き添いの日々の徒然が書いてありました。

この頃は、ホテルと病院の往復のみで…父は大丈夫、と思っていたはじめの頃から段々と…内容が逼迫してきているのが分かります。


あの日から、丁度、一年経ちました。

長かったのか、短かったのか…。今でもよく分かりません。
父は今、終末期の病院で療養中です。

帰国して付いた診断名は「脳梗塞」でした。

一年経って…ようやくモルディブの写真を冷静に、眺められるようになりました。



10日






  
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2010/12/10 22:13 | 父子モルディブ旅行COMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

2009年12月9日の旅ノートより in MALDIVES

2009.12.9 Wednesday

カヌフラブレックファースト。

あああ、とうとう「後、二日」。このベッドで眠ることが出来るのは。今から名残惜しくてたまらない。

昨日は「シャンパンブレックファースト」で失敗したから、今日は午前中から頑張るぞ。

予定:午前中は散歩。思い出を沢山、カメラに収めよう。

結果:昨日の風邪薬が効き過ぎて、すっかり眠りこんでしまった。OUT!ショック!起床、12:00

なので今日は、海に入らず写真を撮るだけの日に決めた。

今回のカヌフラ、初の車椅子使用。桟橋の真ん中でYUKAに出会う。何てグッドタイミング。
後でレセプションで会う約束をする。
車椅子で白砂の上を押すお父さん、大変そう。



9日1



9日2



9日3



9日4



レセプションで、ひとしきりYUKAとお喋りをしているとMIKIが!皆で一緒に写真を撮ったよ。
父の強い要望の一つ。エアタクシー(水上飛行機)と一緒に写真を撮ってくれというもの。MIKIが一緒にエアタクシーの所に連れて行ってくれた。父はとっても満足そう。


9日6



9日7

(お父さん、どうして口がとんがらがってんの


9日8



9日9



9日10



時間は15:00
急いで部屋に戻って水着に着替える  一時間だけ日焼け


9日父




9日夕暮れ1



9日夕暮れ2



9日夕暮れ3



9日目も暮れていく。




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2010/12/09 22:07 | 父子モルディブ旅行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

2009年12月8日の旅ノートより in MALDIVES

2009.12.8 Tuesday 

7日の父の言葉。

「よし!明日の夕食に向けてベストコンディションにするぞ!」

8日、朝の言葉。

「ああ、本当に。幸せっていうのは、こういうことなのかなぁ」



8日1



「来年も、彼女が居るなら絶対にここに来よう」

MIKIちゃんのこと、すっかり気に入ったんだね


朝からソワソワ。落ち着かない父。

「本日の19:00を目標としているから」

言葉通り、16:00には海からあがる。


<朝>

シャンパンブレックファーストをオーダー。

大失敗
朝のシャンパンに酔っ払って、半日寝てしまった!凄く後悔。二度と…二度と朝、シャンパンは飲まないぞ



シャンパン






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2010/12/09 20:30 | 父子モルディブ旅行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

2009年12月7日の旅ノートより in MALDIVES

2009.12.7 Monday (in MALDIVES 四日目の夜)


7:00  起床。 カヌフラ ブレックファースト。


朝食1



朝食



父   「ああ、ここは天国だなぁ」…「よし、絶対に来年も又、ここに来よう」

13:00から、ジェヌフラ無人島、ピクニック。オプショナルツアー。
サンドウィッチ&フルーツ&cake&water ~16:00



ジェヌフラ1



ジェヌフラ2



ジェヌフラ3



顔も身体も日焼けしちゃった!持参したのは、中村うさぎ「女という病気」


ジェヌフラ 海



この日、特筆すべきはホテルスタッフのMIKIさん!
色々なことを話した。海外生活、10年。NY、ジャマイカ、カヌフラ…。

私の車椅子生活&父の「人生最後の旅」の話に感動してくれる。


父の速攻必殺技、出る

父    「宜しかったら、夕食をご一緒しませんか?」
MIKI  「本当ですか?」
Natsu 「うん!是非!」
MIKI  「じゃぁ、明後日にしましょう」


MIKI_20101208162330.jpg

(写真掲載は、ご本人の了承を得ています)


そして、ラストディナーに招待してくれた 気持ちがとっても嬉しいよ。

その後、Tシャツ3枚を手洗い。日本じゃ出来ないなぁ…。父の右手は全く動かないのだから、私がやるしかないよね。
これって、火事場の馬鹿力?
私、頑張った!





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2010/12/08 15:25 | 父子モルディブ旅行COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

2009年12月6日の旅ノートより in MALDIVES

父は私が小学生の頃から、一人で外国を回っていた。夏休みに入ると、リュック一つと、油絵の具を詰めたボストンbagを手にして、ふらりとどこかへ消えてしまう。

時折り届く絵葉書の消印は、いつもどこかの国のもので、幼心にワクワクしたものだった。
バックパッカーの父にとって、今回のような「贅沢旅行」は気の乗らない旅行であるに決まっている。

だけれど、私にハンディキャップがある以上、ある程度、仕方がないことなのだと…この時は折れて貰った。

部屋の中央に構える美しいダブルベッド。
ふざけて「一緒に寝てみる?」と聞いたけれど「嫌だよ!」と憮然とした声が帰ってきた。

なので、ダブルベッドと、エキストラベッドを一日おきに使うことにした。


★‥∵:*:☆*゚★。::*☆‥∵:*:☆*゚★。::*☆‥∵:*:☆*゚★::*☆‥∵:*:☆*゚★


2009.12.5 Sunday (in MALDIVES 三日目の夜)


「こんなに旨い朝食を食べたのは初めてだ」

「こういう幸せもあるんだなぁ」

滅多に朝食を口にしない父が呟いた。そうよ!私もそう思う!

ここのスムージーは最高なんだから。世界一だと思う。


朝食



本日、シュノーケリングセットをレンタル。一人 8$。二人で16$。
父、数分で断念。私はとっても楽しいのに。もっと挑戦すれば良いのになぁ。



シュノーケリングセット



今回の旅費は、父担当。
その他、パッケージ旅行費以外でかかった料金を奈津が支払うこと。


夜は、ヴェリ・カフェ アジアンテイストへ。


ヴェリ・カフェ



ヴィラ・カフェ2



ヴェリ・カフェ3



この日、月を見る事は出来なかった。けれど、空には満天の星。




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2010/12/05 23:44 | 父子モルディブ旅行COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

2009年12月5日の旅ノートより in MALDIVES

今から丁度一年前の今頃、私たち親子は成田空港に居た。満面の笑顔の夫に見送られながら。

旅の計画を立てている時。

「これがお父さんとの最後の贅沢旅行だね。思いっ切り楽しもうね  そうだ。ねーねー。正樹くんも一緒に行こうよー。その方が絶対に楽しいよー 」

そう私が言うと、父は小声で夫に耳打ちをした。
「なぁ。頼むよ。正樹くん。一緒に来てくれよ…」

何と失礼な父!父だけでは、足の悪い娘の面倒は見切れないのだ。

けれど、夫も笑顔で返している。

「いやいや、お父さん。せっかくの父娘水いらずの旅行なんですから、二人で楽しんで来て下さい

何と理解のある夫。
だけれど、もしかしたら「動物的勘」が異常に働く男なんじゃないかしら。決して沈む船には乗らないという…。
今となっては、そうだとしか思えない。

この日は、成田まで車で私たち父娘を送ってくれる。二人で本当に楽しそうに笑ってる。満面の笑顔。父と私ではこうはいかない。
父は正樹くんが大好きだったものね。


空港1



この後、夫とは10日ほどのお別れに…なるはずだった。ご機嫌のまま夫と別れ、父と私は税関へ。そして、モルディブへの旅に出た。12月1日から10日までの予定の旅。

出発までの時間は、飛行機を眺めながら…ゆっくりと過ごす。


空港2



モルディブの首都、マーレに到着したのは深夜。ホテルに一泊。


マーレのホテル



翌日の朝、水上飛行機で(エアタクシー)目指す「カヌフラ」へ。エアタクシー、待合室。


待ち合い室



狭い機内。指定席ではないので、思い思いの席に座っていく。


機内



だけれど、下の眺めは最高よ


島



そうして、ようやく憧れのリゾート「カヌフラ」の地を踏んだ。父と私の最後の贅沢旅行。
まさかこれが、本当に「最後」になるとは…この時は思いもしなかったけれど。

一年かかって…ようやくモルディブの写真を冷静に見られるようになった。
せっかくだもの。封印するのは止めることにした。きちんと「思い出」として残しておこう。

引き出しの整理をしていたら、偶然見つけた「旅日記」。少しの間、お付き合い下さいませね。

旅は、この水上コテージの部屋から始まる。



部屋




ベッド1




★‥∵:*:☆*゚★。::*☆‥∵:*:☆*゚★。::*☆‥∵:*:☆*゚★::*☆‥∵:*:☆*゚★



2009.12.5 Saturday (in MALDIVES 二日目の夜)

真っ赤な月。海面に延びる赤い筋。

ベッドに入って 石田衣良の「ラストライド」を読む。強烈過ぎる。恐くて眠れない。


赤い月



赤い筋



流れ星を見て思う。(願う…かな)

「お父さんが健康で長生き出来ますように」


神秘



満天の星空。生命の不思議。




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2010/12/05 01:20 | 父子モルディブ旅行COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

目が覚めました…

やっとやっと。

ようやく。

皆様のお陰で。


目が覚めました。

本当の意味で、「皆さんからのメッセージ」が理解出来ました。


私は、感情的になって…dariaさん言うところの「頑張りどころを間違えて」、大きな過ちを犯すこところでした。
意地になっている場合ではなかったのでした。

父の検査は二度しか行われていないこと、何のデータも開示されないこと、父の状態に対し説明不足であること。
医師の、これらへの抗議と、父の身体に対する配慮がゴチャマゼになっていました。

優先順位が分からなくなって、何が一番大切なことかも分からなくなって。
勿論、今は分かります。

一番、大切なのは「父の身体」。そして、今後の父の身の振り方です。


現在は、事務的な手続きと今後の父については、きっちり分けて物事を考えて進めています。
本当に、皆様のお陰さまです。有難うございました。


そして。

昨日、マーレでお世話になったMamikoさんが、一時的に帰国するとのことで、父を見舞って下さいました。
12月の末にお別れして以来、感動の再会。
…うーん、正確には…とっても不思議な感覚でした。

あの時間、あの空気、あの混乱を共有していた人と、「日本」で再会する。
「日本に帰ったら、お父さんのお見舞いに伺います」と言って下さってはいたけれど。

それが実現するなんて。
本当に律義で情のある彼女。



麻実子さんと父

(写真掲載は、ご本人に了承を得ています)



私は、父がMamikoさんを認識出来るとは思っていませんでした。

けれど、ひどく驚きました。
Mamikoさんが、父の病室に入り…。

「こんにちは。お元気ですか?」

そう声を掛けたら、父は…。

「NO!」

そう答えました。

彼女の声を覚えている。
マーレでは、24時間、英語の中に居た父は英語で返事をしていました。(その英語が正しいかどうかは別にして)
父がマーレの病院に居た17日間、殆ど毎日、私に付き添って病室に居てくれたMamikoさん。

そのMamikoさんの「声」を覚えているなんて…。
帰国してから、父は英語で答えることは無かったのです。
それが。
彼女の最初の質問の返事が、英語だなんて 汗

私は少し、光が見えたような気がして気持ちが温かくなりました。
「一生、意識障害が続きます」
そう宣告された父だけれど、まだ希望は捨てていないのです。

それは、検査が二回しか行われていない点に併せて、データの開示がされていないことも理由の一つですけれど。

その、私の不安にちょっとだけ…。
希望の光が見えた気がした、嬉しい瞬間でした。



花とランプ



Mamikoさんに頂いたお見舞いのお花は、病室に居る間は父に見えるようにして。
そして家のリビングに飾りました。父の回復を願って。


このお花も、父と同様、長生きをしてくれますように 絵文字名を入力してください




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2010/01/23 23:23 | 父子モルディブ旅行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

心の伝え方

今回の父の一連のことについて、私は「綴る順番」…そして、「綴る内容」を間違えてしまったみたいです。


今日も…「心の伝え方」、間違っているかもしれません。
けれど、dariaさんに指摘して頂いた点、私の気持ちを伝えたくて。

単なる「言い訳」かもしれません。言い訳でしょうね。
未だに「現実」を受け止めきれていないのだから。


「頑張りどころを間違えないで」というdariaさんのアドバイス、しっかり受け止めました。
意地を張るのは止めました。

正攻法で、きちんと「父を守るべく」…今日から物事を進めています。



2009年12月10日。

余りにも衝撃的なことに遭遇して。
いつ帰国出来るかも分からない、不安定な日々に動揺して。
父のこと、自分のこと。

帰国するまで、必死でした。
ただ黙っていたら、帰国出来る日は来ない。
何度も何度も保険会社に交渉をして…ようやく「年内帰国」が可能になりました。


そして、年内帰国が実現した今。
起きたこと。そんなこんなを、全て伝えたい。
感謝の気持ち。心配を掛けた皆さんへのお詫びの気持ち。

何から。
どこから。
どうやって。

どう伝えれば良いのか。
その整理が出来ないまま文章にしてしまったので、とても伝わりにくく…読んで下さる方に不愉快な思いをさせてしまったのだと思います。


日本で私たち親子を心配して下さる方達の「気持ち」は、実際に涙してしまう日もあるほど伝わってきました。感じてもいます。申し訳ないほどに。


父が倒れてICUに入って間もない頃。

「私さえ、父を南の島に誘わなければ…」
「父を、こんな風にしたのは私なんだ…」
「親孝行とは、単なる私の自己満足だったのか」

一人でホテルの部屋に戻ると、自分を責めて…気分の沈む日が続きました。




ベッド



けれど。
父が入院して一週間ほど経ったある日。隣のベッドの脳死状態であった若者が亡くなりました。気が変になるかと思う程のショック。

モルディブでは、「死」は一つの通過点。死後の世界は、とても「素晴らしい世界」なのだそうです。
だから。
青年の死は、悲しみではない。旅立ちの日。


彼の死を目の当たりにした日から。
私は自分を責めて、悲しんでいる場合ではないことを悟りました。

私は、「覚悟をして」父と旅に出た。
「何が起きても後悔はしない」と心に誓って。

父が現世を去るには早過ぎる。ICUで命を取り留めたのだから。
だったら生かさなければ。

その為に、必死でマーレでの時間、帰国してからの時間は動いていたつもりです。

けれど、それが「つもり」でしか無かったのだと、dariaさんに気付かされました。

今は現実を見つめて、正しく交渉をしていくべきなのだと。

先ずは一から。
スタート地点に立って、父の主治医と向き合って話してきます。

何故、検査もされず、治療もされず、個室に置かれたままなのか。
データの開示を求めて、納得のいく説明を求めてみます。
そして、「胃ろう」が本当に父に必要な処置だと言うならば。

父のことを一番に考えて素直になろうと思います。
父を守るために。

私は「本当のことが知りたい」のです。…それだけです。

その医師が、人間らしい「医師」であることを願って止みません。





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2010/01/22 01:00 | 父子モルディブ旅行COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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